甘みのない無糖の炭酸水は、水の代わりの水分補給として利用することができるおすすめのドリンクです。
食前や食事中に飲むことで様々な効果がありますが、炭酸水にはNa(塩分)が含まれている事もあるというのも、知って頂きたい事の一つです。
今回はその炭酸水の飲み方やアレンジなどもまとめてご紹介していきます。
炭酸水の体への影響
一時期、コーラは骨を溶かすなどと言われることが頻繁にありました。炭酸水の炭酸も体に同じような悪影響を与えないかと心配される方もいらっしゃいますが、疫学調査では、炭酸水は骨密度への影響はないとされています。
カルシウムを溶かして骨密度を減らすということは、歯のエナメル質にも影響があるのでは?と懸念されている方も、特に気にする必要はありません。
水と比べるとわずかばかりに影響があると言わざるを得ませんが、ジュースなどの清涼飲料水と比べた場合はほぼ影響がないと言って良いでしょう。
炭酸水に含まれる塩分
炭酸水には、塩分(Na – ナトリウム)が含まれているものもあります。微量ですが、減塩を行っている方は計算を行い、女性は8g、男性は10g以下の塩分摂取量に抑えるように気をつけましょう。
ナトリウム(mg)× 2.54 ÷ 1000 = 塩分
炭酸水を飲まれる場合は、料理の味付けやお味噌汁などを薄味にし、塩分を控えるのも良いと思います。
健康的な食事のお供に!
炭酸水を150ml程度飲むと胃を活発にして胃酸を分泌し、食べた物の消化をサポートしてくれる効果が期待できます。
栄養素の吸収率も上がりますので、体のために摂取したい栄養素がある場合は、炭酸水を飲んで胃腸の働きを強めた状態で摂るのがおすすめです。
ですが炭酸水には食欲増進の効果もありますので、食事量を自分で調整できない場合は注意が必要です。
気になる方は食事中ではなく、食事の前に300ml~ほどの炭酸水を飲んでみて下さい。
10分ほどしてくると胃が膨らみ、食事の量を調整しやすくなります。
朝食の前に飲む
様々な病気のリスクを減らし健康でいるために一番必要なことは、一日三食をしっかり食べることが基本です。
しかし朝は食欲がなく、朝食が食べられないという方もいらっしゃるかと思います。そんな時は、朝食の10分程前に炭酸水を飲んでみましょう。
胃を元気にして、食欲を増進させる効果があります。さらに栄養素の吸収率が高まりますので、健康・美容に必要な栄養素が含まれた食事をしっかり体内に届けることができるのです。
一日に必要なエネルギーをしっかり補給するためにも、朝食は特に欠かせません。
また、朝にしっかりと腸が動くことによって便秘を解消させる効果も期待できるのです。これからダイエットなどを始めようとされている方は、まずは便秘を解消させることが有効です。
炭酸水にちょい足しアレンジ
炭酸水に様々な効果が期待できるからと言っても、市販のフレーバー炭酸水や糖分が含まれた炭酸水の摂取はNGです。
糖分が含まれた炭酸水などはジュースとほぼ同じです。摂りすぎると健康にも良くありませんし、ダイエットをする場合はなおさら控えた方が良いでしょう。
かといって、無糖の味のない炭酸水を飲み続けるのがつらい…というときは、炭酸水にお酢を加えた「酢パークリング」がおすすめです。
お酢の効果も相まって様々なフレーバーが楽しめますので、ぜひ試してみて下さい。
レシピはコップ1杯の炭酸水に、お酢をお好みで~大さじ1杯加えて混ぜるだけです。
● 内臓脂肪を減らす
● 高血圧を抑制する
● 血液中の脂質を低下させる
お酢は空腹時に飲むと胃に負担をかけてしまう場合がありますので、お酢を混ぜるときは食前に飲むのは避けましょう。
水の代わりになる炭酸水
このように、炭酸水には水よりも様々な効果が期待できるというメリットがあります。
しかし冷たい炭酸水を一気に、大量に飲むことは控えましょう。血行を促進してくれる炭酸水ですが、冷たいものを一気に体内に取り入れると体が冷えてしまうこともあります。
また、体内のpH値が弱アルカリ性から酸性に傾いて体に不調を与えるケースもありますので体調と相談しながら飲んでみて下さいね。
小腹が空いた時に常温の炭酸水を飲んで空腹を紛らわせることも有効ですが、出来れば一日三食をしっかり食べて健康と美容を維持することを心がけてください。