食物アレルギーで様々な症状に悩まされている方も少なくないのではないでしょうか。軽度のアレルギーから呼吸困難や最悪の場合死に至るケースもあるのが、食物アレルギーの怖いところです。
色んな症状が出てしまう食物アレルギーについて今回はご紹介していきます!
食物アレルギーを発症してしまうのはなぜ?
一体どうして食物アレルギーは起こるのでしょうか。
食物アレルギーというのは、原因食物が体内に侵入することで症状が出てしまいます。
アレルゲンに対し作られたIGE抗体というものが働くことで起こり、蕁麻疹・くしゃみ・息苦しさなどの症状に現れるのです。
食物アレルギーはどうやってわかる?
原因の食べ物を食べてからおおよそ2時間以内にアレルギー反応が出てくることが多く、皮膚や粘膜・呼吸器・消化器など症状が現れることがあります。
0歳からアレルギーを発症してしまう場合もあるので、ミルクを飲ませる時からすでに注意は必要です。
アレルギー症状が出てしまっても飲むことができるアレルギー対応粉ミルクもありますので、現在妊娠中や赤ちゃんのいる家庭はチェックしてみてはいかがでしょう。
最も食物アレルギーの患者数が多いのもなんと!0~1歳と言われているのです。
しかし年齢と共に治るケースが多いので患者数は減っていきます。
アレルギー検査
自分が何のアレルギーを持っているのか分からないという方は少なくなく、病院で診察や検査をすることで詳しく分かります。
アレルギー検査は、血液検査・皮膚試験などがあります。これらの検査をすることは、最悪の場合の命に至るアレルギーを見つけることができる、とても大切な検査と言っても過言ではありません。
しかし、検査でアナフィラキシー反応が出る恐れもありますので医療機関で医師のもと行います。
発症してしまったらどうなる?!
食物アレルギーで最も怖いのは、アナフィラキシーショックなのです!
アナフィラキシーショックは急性アレルギー反応のことで、アレルギーが原因によって複数の臓器症状が急速に全身にでてしまう状態です。
意識障害や最悪の場合、心肺停止といった状況にもなるとても恐ろしいものであり日本でも死亡例があるほど。
食物アレルギーを発症しやすい食べ物は?
食品を購入したとき、裏の原材料名の表示はしっかりはありますか?
原材料名の表示は義務付けられており、食物の摂取によってはアレルギー症状をおこしてしまうので気をつけるようにしてくさださい。
表示が義務付けられている5品目
- 卵
- 乳
- 小麦
- ソバ
- 落花生
この5品目の表示が義務付けられているということは、これらの食物アレルギーをもっているひとが多く、特に注意が必要な食品といってもいいからなのです。
購入したものにこの5品目のどれかが含まれているということはよくあることですので購入前にチェックしてから買うようにしましょう!!
表示が勧められている20品目
- アワビ
- イカ
- イクラ
- エビ
- オレンジ
- カニ
- キウイフルーツ
- 牛肉
- クルミ
- サケ
- サバ
- 大豆
- 鶏肉
- 豚肉
- マツタケ
- 桃
- ヤマイモ
- リンゴ
- バナナ
- ゼラチン
この20品目も表示が勧められているということで、食物アレルギーをおこしやすく摂取した場合には危険だというものだと思います。
まだ食品アレルギーの検査や、自身のアレルギーについてわかっていない場合には原材料名をしっかりみておくことをおすすめします!
食物アレルギーは本当に危険を伴います。原因となる食品は絶対に食べないようにすることが基本的な対策と言えるでしょう。
一度アレルギー検査を行ってみて、自己判断ではなく医師の診断を受けることをおすすめします。食物アレルギーによって食べることの出来ない食品がある場合には、その分の栄養を他の食材などでしっかりと補いバランスの良い食事を心掛けていきましょう。