脂がのった美味しいサンマの選び方!さんまの塩焼きを食べよう

秋に旬を迎えるサンマ!特にお買い得な時期や、脂がのったサンマの見分け方や捌き方など、サンマを美味しく食べる方法をまとめてご紹介します。

付け合わせには満足感の高い煮物とスープをあわせましたので、ぜひ食卓に取り入れてみてください。

▼詳しいレシピはこちら。
さんまの塩焼きとシャキシャキれんこんの煮物

秋の味覚!サンマ

サンマは、北海道から三陸沖を南下する9月~11月にかけて、旬の時期を迎えます

たくさんエサを食べて力を蓄えており、一番脂がのって美味しくなるのです。

脂がのった秋刀魚はただ塩焼きにするだけでもとっても美味しく、まさに秋の味覚と言えます。

サンマがお買い得な時期

旬は9月~11月ですが、一番安く買える時期は9月下旬~10月下旬です。

値段がおよそ半額程度にまで下がることもありますので、ぜひチェックして食卓に取り入れてみてください。

有名&人気の産地

サンマの収穫量
北海道(39,123t)
宮城県(11,988t)
岩手県(9,250t)

サンマといえば、やはり北海道ですね。

漁獲量が一番多く、そのシェアはおよそ半分を占めています。

また、北海道には旨みと脂のりが格別とされるブランドサンマが多数あり、ぜひ味わっていただきたい一品です。

【北海道釧路市】青刀(せいとう)さんま
【北海道厚岸町】大黒さんま
【北海道根室市】歯舞(はぼまい)さんま

美味しいサンマの選び方

脂がのった美味しいサンマの見分け方をご紹介します。

ご購入の際の参考にしてください。

美味しいサンマの選び方

体全体が丸みをおびてふっくらしている
ヒレがピンと張っている
お腹ははっきり白く、背中は青いもの

脂がのっている秋刀魚の特徴

口が少し黄色みがかってる
後頭部がふっくらしている

初心者向け!サンマのさばき方

頭と内臓を同時に外す
①お尻のところに穴がありますので、その手前にほんの少し切れ目を入れます。
②続いて、ポキッという感触があるまで頭に切れ目を入れます。
③頭をゆっくりと引っ張ると、頭と内臓が同時に取れます。
三枚におろす
通常であれば頭側から中骨の上を沿って包丁を動かし三枚におろしますが、初心者の方はお尻側からおろす方がやりやすいです。
お尻側から包丁を入れておろし、裏返したら再度お尻側から包丁を入れておろしましょう。

特売日を避ければ、スーパーなどで三枚おろしを行ってくれる店舗も多くあるようです。

苦手な方はお店のサービスを利用するのがおすすめですよ。

サンマは栄養満点の青魚

サンマの塩焼き(廃棄分除く)栄養素
たんぱく質 23.9(内必須アミノ酸21.3)
カルシウム 37
鉄分 1.7
ビタミンA 11
ビタミンB 0.3
ビタミンB6 0.42
ビタミンB12 16.3
ビタミンD 13
ナイアシン 9.8
日本食品標準成分表より

さらに、サンマにはDHAとEPAが豊富に含まれています。

これらの栄養素が私たちの体に与える効果について見ていきましょう。

脳を活性化させ、学習機能が向上!
知識だけでなく、スポーツに関しても経験を吸収して上達しやすくなります。

抗ガン・坑アレルギー作用
発ガン物質を抑え、PAFの過剰生産を防ぐことでアレルギーを抑える効果があります。

血液をサラサラにする
悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす役割を持っています。
同時に中性脂肪を減らす働きがあるため、様々な成人病予防にも効果が期待できます。

貧血にも効果あり!
必須アミノ酸をバランスよく含んだ良質のたんぱく質が含まれており、同時に鉄分を摂取することで貧血対策にも効果があるとされています。
肉や魚に含まれるヘム鉄は、非ヘム鉄と比べて吸収率が高いのが特徴です。

さんまの塩焼き

今回さんまの塩焼きには、定番の大根おろしの他にすだちを添えました。

すだちには、脂肪の吸収を抑えて肥満の予防に役立ってくれる効果があります。

普段すだちを使用しない方は使い道に困るかもしれませんが、すだちは冷凍保存しても風味も香りも損なわれません

今回の献立から、ぜひすだちを取り入れてみてくださいね。

おすすめ!サンマの焼き方

フライパンで焼く

魚焼きグリルのお掃除が面倒な時は、フライパンにクッキングペーパーをしいて、片面ずつ焼き上げましょう

クッキングペーパーに油をひいてねっぱりづらくしておくのがポイントです。

煙が出づらいので、匂いもそこまで気になりません。

グリル皿に備長炭をしく

魚焼きグリル用の「備長炭」をグリル皿に引くと、ご自宅で簡単に七輪で焼いたような炭火焼きのサンマが楽しめます。

レンコンと大豆の煮物

シャキシャキとした歯ごたえが美味しい煮物です。

糸こんにゃくと豆腐を入れることによって満腹感も増し、良質なたんぱく質を大豆から摂取できます

大豆は煮物以外にもスープなどに入れて、日常的に摂取するのがおすすめです。

油揚げと青梗菜のスープ

スープがしっかり染み込んだ油揚げと、シャキシャキのチンゲン菜、ネギの香りがぴったり!

かつお出汁が美味しい体温まるスープです。

さんまの塩焼きとシャキシャキれんこんの煮物
ご飯
サンマの塩焼き
レンコンの煮物
スープ今回の献立は、4品で472kcalとなります。
普段、肉料理を頻繁に食べている栄養バランスの偏った方にこそ、取り入れて頂きたいのがサンマです。
青魚に含まれる豊富なDHA・EPAで、コレステロール値の改善を目指しましょう。
旬(9月~11月)のサンマは特に脂がのっており、普段お肉ばかりを召し上がっている方でも満足感を得やすい食材です!
ヤセメシでは他にも、栄養士が考えた500kcal以下の献立がたくさんあります。