しらすは春から初夏にかけて、そして秋に旬を迎える稚魚です。
2センチほどの小さなしらすは頭から丸ごと食べられるため、お子様からお年寄りまでカルシウム等の栄養補給としてもおすすめの食材です。
いちばん味が美味しく、栄養素が詰まった旬の時期にぜひ丼にしてお試しください。
▼詳しいレシピはこちら。
とろーり温泉卵のまろやかしらす丼
しらすの産地

● 愛知県(篠島・日間賀島・師崎)
● 静岡県(駿河湾・遠州灘)
およそ2割の国内シェアを誇るのが兵庫県です。
特に淡路島で水揚げされる「生しらす」はとても有名ですね。
お刺身と一緒に盛られた上品な生しらす丼は、淡路島内の道の駅や飲食店など様々な場所で頂くことができます。
生しらすは少しの甘さと苦みがあり、釜揚げしらすとはまた違った味わいが楽しめるのがおすすめです。
また静岡県は生しらすを除いたしらす干しの生産量が第1位で、富士山の恵みを受けたしらすがとても味わい深い一品となっています。
地域によって旬の時期は異なりますが、静岡県では6月~9月が特に新鮮なしらすが楽しめる時期となっているようです。
しらすの栄養素
しらすにはカルシウムが含まれていますが、カルシウムとリンの吸収を促進する働きを持つビタミンDも豊富に含まれています。
これらは一緒に摂取することでさらに丈夫な骨を作るため有効です。
しかしビタミンDの摂りすぎは副作用も起こします。しらすを食べる時はサプリメントなどからビタミンDを同時に摂取しすぎないように気を付けましょう。
とろーり温泉卵のまろやかしらす丼
温玉しらす丼
塩気の利いたしらすと、口当たりをまろやかにしてくれる温玉はどちらもご飯との相性がぴったりです。
様々な食べ方があるしらすですが、釜揚げしらすはまずご飯にのせて食べるのがおすすめ!
味付けには醤油の他に、酢や砂糖なども使用しています。そのため、タレをしっかり混ぜると酢飯のような味わいが口に広がり、ご飯も進みそうです。
● 大きさが揃っているもの
● 綺麗な白色のもの
● ふっくらしているもの
形がしっかり揃っていないものや、黄色みがかっているしらすはなるべく避けるようにしましょう。
粕汁
兵庫県を含む関西の地方で馴染みのある粕汁は、西の郷土料理としても有名です。
今回のレシピは生しらす丼ではありませんが、せっかくしらす丼を頂くのですから、汁物もぜひ粕汁を作ってみましょう。
見た目はお味噌汁のようですが、酒粕特有の香りと甘みがあります。
手順4にて酒粕をだし汁で伸ばす時は、だし汁を軽く温めたものを使用するのがおすすめです。まろやかな口当たりを楽しむための一手間です。
材料は豚ロース肉を使用していますが、秋に旬を迎える鮭や、冬に旬を迎えるぶりなどを使用するのもおすすめです。粕汁の風味とあわさり、味わいが深くなります。
また、今回はカブを使用していますが、大根などの根菜もおすすめです。
カロリー計算は多少ズレが生じる場合がありますが、気にされない場合はぜひお好みの具材を入れてみるのも良いと思います。
蓮根とほうれん草の和え物
蓮根とほうれん草を塩昆布で和えるだけで、素材と昆布の旨みが楽しめる副菜の完成です。
鍋を利用するのが面倒な時は、ほうれん草はしっかりと流水で汚れを落としてからレンジでチンでOKです。
蓮根も薄く切り、電子レンジで加熱しましょう。
塩昆布で和える前に、水気をしっかりと絞ること。
材料のまましらす丼、粕汁、副菜を作った際の総カロリーは479kcalです。
ご飯も食べられて、具沢山の汁物、そして2種類の噛み応えが楽しめる副菜で大満足の献立になりますよ!
▼詳しいレシピはこちら。
とろーり温泉卵のまろやかしらす丼
ヤセメシでは他にも、栄養士が考えた500kcal以下の献立がたくさんあります。