体を温める「生姜」は、ピリッとしたアクセントが特徴的で、風味も良く、冬場の味方になります。
形がぼこぼことしていて使うのが面倒と思ってしまう方のために、今回は生姜の洗い方から切り方まで、下ごしらえの方法を詳しく解説!
おすすめの生姜焼き献立もご紹介していきます。
▼詳しいレシピはこちら。
● 豚肉とエリンギの生姜焼きとヘルシー付け合わせ定食
● 混ぜて焼くだけ♪鶏むね肉の生姜焼き
「生姜」が体をポカポカにする
生姜は漢方にも用いられており、体を温める効果が期待される健康食品です。
ジンゲロール
生姜の殺菌作用は、ジンゲロールの効果です。
抗炎症や老化防止にも効果がありますが、空気に触れて時間が経つと消滅してしまうため、すりおろしてすぐに飲み物に入れたり、食事にトッピングして食べるようにしましょう。
ジンゲロール
ジンゲロールは加熱したり、乾燥させることでジンゲロンという成分が作られます。
新陳代謝を向上させ、血行を促進することで体を温めてくれる効果があるのです。
また、脂肪の燃焼をサポートする役割も広く知られています。
ショウガオール
生姜を加熱、乾燥させることで出来るショウガオールは、ジンゲロールとともに体を温めてくれる効果を持っています。
「レンチン生姜」を作って飲み物などに混ぜると、冷え性を改善してくれるのです。
さらに特徴的なのが、ガンの予防に効果があるという点です。
このように、体を温めて健康を維持する役割を持つ生姜ですが、つい生姜チューブに頼ってしまいがち…という方も多いかもしれません。
生姜の洗い方から皮のむき方、切り方など「生姜の下ごしらえ」についてまとめましたので参考にしてみてください。
生姜の洗い方
ボウルにたっぷりの水と生姜を入れて、しっかり水洗いを行います。
たわしやスポンジなどを使ってしっかりみがくと、皮をむかなくてもそのまま使用できるのでおすすめです。
皮が苦手な方は次の「皮のむき方」をチェックしてください。
生姜の皮のむき方
大きな面は、野菜や果物の皮をむくのと同じように包丁で皮をむきます。
包丁でむけないデコボコになっているところは、スプーンを使って剥ぎ、削ぐようにします。
スプーンで皮をそぎづらい場合は、生姜を軽く水につけて濡らしてから行ってみてください。
生姜のおろし方
生姜が縦長になるように置いた時、横向きに線が入っているのが見えると思います。
生姜は、この横向きの線に対して、縦に繊維があるのです。
つまり、生姜に均等についている線と平行になるようにおろし金に当てることで、繊維を断ち切るようにすりおろすことができます。
包丁とスプーンを駆使して生姜の皮をむいたら、生姜の線とおろし金を平行にあて、円を描くようにすりおろしましょう。
生姜の切り方
薄切りと千切り
包丁とスプーンを使って皮をむいたら、生姜に入った線が横向きになるよう、まな板に置きます。
そのまま薄切りすると、横向きの線に対して縦に繊維がある生姜を、繊維にそって切ることができます。
薄切りにしたら、重ねながらまな板に並べます。
最後に、千切りにしていきましょう。
繊維に沿って切ることで、綺麗な生姜の千切りを作ることができます。
みじん切り
千切りを行ったあとに生姜を90度回転させて切る事で、みじん切りに応用できます。
さらに細かくしたい場合は、包丁で様々な角度からトントンと叩くように切りましょう。
生姜は冷凍できる?
生姜は冷凍保存が可能です。
皮をつけたままの場合は、ラップでしっかり包んでチャック付きの冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存します。
冷凍した生姜は冷凍のまますりおろすことが可能で、さらにすりおろしやすくなります。
すりおろして使う事が多い場合は、冷凍保存がおすすめです。
まるごと冷凍保存した生姜を薄切りや千切りにしたい場合は、少しだけ解凍してから行うと包丁が入れやすく、切りやすくなります。
また、皮をむいて薄切りや千切り、すりおろしてからラップに包んで冷凍保存する方法もあります。
調理の時にすぐに使えるので便利です。
生姜焼きの献立
ここまでで、生姜の下ごしらえは完璧です!
続いては、生姜を使った料理の定番「生姜焼き」の献立をご紹介しますので、ぜひ試してみて下さい。
豚肉とエリンギの生姜焼き
まずは豚肉を使った生姜焼きです。
調味料と千切りにした生姜をあわせてタレをつくり、豚肉をしっかり漬けておくことで味を染み込ませます。
タレが絡まった豚肉は、焼き上げる時の匂いも絶品!
また、一緒に焼くエリンギは免疫力を高めてくれるβグルガンを豊富に含んでおり、低カロリーながらも健康に嬉しい食材です。
▼詳しいレシピはこちら。
豚肉とエリンギの生姜焼きとヘルシー付け合わせ定食
鶏むね肉の生姜焼き
鶏むね肉と一緒に玉ねぎもタレにもみ込んで焼く生姜焼きです。
もみ込んだタレは一緒にフライパンに入れて、煮詰まる程度までグツグツさせると具材にしっかり絡んでご飯が進む味になります。
生姜だけでなく、味噌汁、そして具材のかぼちゃにも体を温めてくれる効果がありますので、ぜひ冬場に試してみて下さい。
▼詳しいレシピはこちら
混ぜて焼くだけ♪鶏むね肉の生姜焼き
ヤセメシでは他にも、管理栄養士が考えた1食500kcal以下の献立をたくさんご紹介しています。