ストレス状態で消費される特定の栄養素を補給!食事で行うストレス解消法

私たちの体はストレス状態の時、特定の栄養素が消費され不足状態になりやすいという事をご存知ですか?

どんな理由で、どんな栄養素が必要になるのか、ストレスに抵抗するために必要な食事について見ていきましょう。

ストレスで消費される栄養素

ストレスを感じる時、私たちの体は様々な栄養素を消費してストレスから身体を守ろうとします。

特にストレスに抵抗するための栄養素が不足すると、ストレスに弱くなってしまうのです。

ストレス状態の時にどのような栄養素が働いているのかをご紹介します。

たんぱく質

ストレス状態の時、私たちの体内ではたんぱく質が大量に消費されています

ストレスから身体を守るために心拍数を高めたり、血圧を上げたりといったことにたんぱく質を使用して放出するためです。

同時に下がってしまう免疫力を上げるためにも、体内で作ることができない必須アミノ酸を含んだ「動物性たんぱく質」を摂取することが必要となります。

たんぱく質が豊富な食材
牛もも肉
豚もも肉
鶏むね肉
鰹(かつお)

卵 など

ビタミンB群(B1・B2・B6)

私たちの体は、ストレスを受けるとエネルギーの必要量が増加するとされています。

そして摂取した食事をエネルギーに変換するときには、ビタミンB群のサポートが必要不可欠です。

つまり、ビタミンB群が不足すると食べ物をうまくエネルギーへと変換することができなくなってしまいます

上手にエネルギーを作り出すことが出来ず、集中力が続かなくなったりとさらなるストレスを生み出す可能性もあるのです。

ビタミンB1が豊富な食材
豚肉
レバー
豆類

ビタミンB2が豊富な食材
レバー

納豆
乳製品

ビタミンB6が豊富な食材

マグロ
レバー
バナナ

ビタミンC

ビタミンCは、坑ストレスホルモンといわれる「コルチゾール」の材料になります。

コルチゾールは体がストレスに抵抗するために働きますが、継続して分泌されると免疫力が低下するという副作用も持ち合わせているのです。

ビタミンCを摂取したからと慢心しないよう、同時にストレスを和らげるための睡眠などにも気を配るようにしましょう。

ビタミンCが豊富な食材
いちご
みかん
バナナ
パプリカ
ブロッコリー
かぼちゃ など

カルシウム

カルシウムには、脳神経の興奮を抑える働きがあります。

そしてストレスを感じるとき、不足傾向となっていることが多いのです。

しかしカルシウムが不足すると、体内で一定量を保とうとして骨などからカルシウムを補給しようとしてしまいます。

そのため、骨が弱くなってしまうことが考えられるのです。

ストレスを感じる時には、カルシウムが不足しないように摂取することが必要となります。

カルシウムの吸収を助けてくれる栄養素
ビタミンD

カルシウムが豊富な食材
小松菜
ししゃも
豆腐
牛乳

ストレスによるやけ食いはNG

ストレスを解消するための手段として、やけ食いがあります。

しかしやけ食いは、体型や体調に直接影響を及ぼしかねない行為です。

特にストレスが原因によるものですと、食べ過ぎて太ってしまう人、逆に吐き癖がついて食べられなくなり痩せてしまう人など健康への被害が考えられるのです。

そのためやけ食いをしてしまいたくなった時はグッとこらえ、ストレスによって消費されてしまった栄養素を含む食事を摂るようにしてみてください。

飲み物に関するNGは?

ストレス解消には、食事だけでなく良質な睡眠がとれるよう心がけることを重要です。

そこで、寝る前にカフェインやアルコール類を摂取することは避けるようにしましょう。

寝る前に避ける飲み物
コーヒー
紅茶
緑茶
お酒

食事から改善する良質な睡眠について、更に詳しくはこちらをご覧ください。

心の問題は体に直接的な影響を与える難しいものです。

もしかしたら、眠る事すら難しくなっている方もいらっしゃるかもしれません。

食事の改善を行うだけで安心せず、思い切って医療機関に相談することも視野に入れてみましょう。

資本である体を壊さないよう、食事と自分と、うまく付き合いたいですね。